
エイズの事は何となくは知ってはいるけど、詳しくはわからんので一度しっかりと学んでおこうと思いました。というのも以下の記事を読んで恐ろしくなったから。誰かれかまわずにセックスするのが、いかに危険かって事を思い知らされたし。もちろん予防をしっかりしていれば、ある程度感染も防げるという事もちゃんと知っておこうと思いました。
「HIV感染者、300人と関係」
アメリカのミズーリ州で、自分がHIVに感染している事を知りながら、300人以上と肉体関係を持った男が裁判所に出廷した。容疑者(36)は、2003年にHIV陽性と診断され、その後インターネットや公園などで出会った相手と無防備な性的関係を持ち続けていた。ミズーリ州では、相手の同意なくHIV感染の危険にさらす行為に対して15年以下の懲役と定めている。感染させた場合、終身刑の可能性もある。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE98504720130906
エイズ感染も、ごく少数のインフルエンサーによって広まっているという記事を昔読んだ事があるけど、まさにその事例となる事件。
エイズの現状
昨年1年間の日本国内での新規感染・発症者数
新規HIV感染者 945人
新規エイズ発症者 441人
(平成24年10月1日~平成25年9月29日)http://api-net.jfap.or.jp/status/2013.html
世界ではこれまで
世界で初めてエイズ患者が確認されたのが、1981年。それから2007年末までに2500万人が亡くなっています。現在世界には3300万人のHIV患者がいると推測されています。

エイズの基礎知識
エイズとHIVは混同しがちですので、まずはそこから。
HIV
HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)つまり他の細胞を壊してしまうウィルスの事。こいつがエイズの原因を作っている。しかもHIVはヒトの体が必要としてる免疫細胞を壊してしまうウィルスなのです。Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染します。
エイズ
HIVが免疫細胞に感染すると、これらの細胞の中で増殖し、私達の体の中で必要な免疫細胞の数が減っていきます。これによりヒトの免疫力が低下し様々な病気にかかりやすくなってしまう状態になります、これがエイズです。代表的な23の疾患があり、これらを発症した時にエイズと診断されます。つまりHIVに感染し、免疫力が徐々に奪われる事でエイズになるのです。
HIVに感染 → 免疫細胞が徐々に壊される → エイズ発症
HIV感染経路
HIVを含んだ体液
- HIVを多く含む:血液・精液・膣分泌液・母乳
- 感染する程含んでいない:唾液、涙、尿
HIV感染ルート
- 性行為
- 血液感染
- 母子感染
3つのうち、性行為からの感染が7〜8割あります。女性の膣粘膜や男性の亀頭部の細かな傷があった場合に感染します。また男性同士でも腸管粘膜から感染します。これらは、本人が気付かないような細い傷からも感染する可能性があるので、注意が必要です。
血液感染とは、輸血や注射器の使い回しが原因です。医療現場での感染は低くなりましたが、覚せい剤などの薬物注射器の使い回し等が主な原因とされます。
母子感染は、母から子への感染です。胎内で感染する場合や母乳から感染するケースもあります。
性行為による感染の確率
コンドームを使わない場合の感染率 0.1〜1%
最も多い感染ルートである性行為でも、確率でみると100回に1度程度の感染と、大変低い確率になっています。しかしコンドームを使わない1度目のセックスで感染するケースもあるので、数字はあくまでも参考です。
感染から発症までの期間は、数年〜10年以上のケースもある。
HIVに感染したからといって、すぐにエイズと言われる疾患を発症するわけではありません。これがエイズが拡大している原因でもあります。自覚症状がなく、感染している事にも気付かないまま普通の生活を送れるので、その間に感染が広がってしまうけーすがあるのです。
エイズ発症までの期間は数年から10年以上になる場合もあります。しかしその間もHIVウイルスは毎日100億個 のペースで増殖しているのです。
早期発見が重要!HIVに感染しても長生きできる。
現在ではHIVに感染しても、薬を飲み続ける事で感染していない人と同じように生活を送り、寿命も大差なく送れる事ができるようになっています。ただしそれには早期発見が不可欠です。エイズを発症する前に感染している事に気付く必要があります。
HIVに感染しているか調べる方法
全国の保健所や病院等でHIVに感染しているかどうか、無料・匿名で調べる事ができます(医療機関の場合は有料です)http://www.hivkensa.com/
僕は一度、東京の港区でHIVの検査を受けた事があります。区が指定している病院(当時は慈恵医大でした)で受ける事ができました。診察時は「5番」という番号が僕には割り振られていて、「5番さん、診察室へお入りください」と言われました。1度目は採血のみで、2週間後くらいに再度病院に行き、先生から結果を知らされるだけでした。実にあっけなく終わります。僕が訪れた時に4、5人いましたが、実にスピーディで簡単なものでした。
感染を防ぐには
多くが性行為によって感染するHIVを防ぐには、やはりコンドームが最も有効な手段になってきます。また注意しなければいけないのは挿入時だけではなく、オーラルセックスもしくはクンニリングスの時です。オーラルセックスの場合はコンドームを使用しればいいですが、クンニリングスの場合は「デンタルダム」という専用のシートがあります。しかしあまり流通していないので、コンドームを切って使う事も有効です。
最後に
いずれも100%防げる予防策というものはありません。ただし、意識する事が重要かなとは思いました。複数のパートナーを持たないとか、コンドームは常に持ち歩くとか。出来る事が少しでもあると思いますので、みなさんもエイズの事をしっかり認識して生活する事が大切かなと思いました。
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