
添乗員付きのツアーに参加して巡ったエジプトの記録です。ツアー客は全部で30人くらい。日程はほぼ一週間の滞在で、有名な遺跡はほぼ周っていると思います。かなりスピーディな旅でした。カイロを拠点に、アスワン、アレクサンドリア、ルクソールと、北から南まで飛行機や寝台列車を使って、がんがん移動した。時間の限られた中でたくさん見て周りたい人にはオススメのツアーです。
ギザの大ピラミッド

とにかくその大きさに圧倒された。写真を撮ろうにも、離れた所からでないと、全体を写すことができない。それと周りは砂漠で高い建物もないので、比較対照する物がなくて、遠近感の感覚を失ってしまう程。1つ1つのブロックはとても大きく、よく積み上げたなと思う。
もちろん「大回廊」を通って「王の間」にも入りました。入り口は狭いけど、大回廊は結構な高さのある吹き抜けでした。王の間も思ったよりも広かった。薄暗いせいもあるし、特になにもないので、何を見たらいいのやらって感じだったけど。とにかく中は暑いので注意。それと大回廊に入るにはチケットが必要です。一日の数量が限定されているので、早めに行った方がいいです。また三大ピラミッドでは、夜になるとライトアップされるナイトショーが開催されています。正直あんまりおもしろくなかった。
フィンクス
ラムセス2世

倒れた状態で展示されてるんだけど、いちいちデカイ。15mあるそう。実際のラムセス2世も大男だったらしく(183cm。当時の平均が160cm)、しかも90歳まで生きたそうです。
サッカラの階段ピラミッド

エジプト最古のピラミッドとされているだけに、見るからに崩れてみすぼらしい感じだけど、一番のお気に入りピラミッド。
アブ・シンベル神殿

アブ・シンベル神殿は、世界遺産誕生のきっかけになった建物です。このほとりにあるダムの拡張工事のために、当初は神殿をダムの中に沈めてしまおうという計画でしたが、それを知ったあるフランス人が「これだけ価値のある遺跡を人類が失ってはならない」と、世界に呼びかけます。この運動をきっかけとして世界遺産が生まれたのです。
アブ・シンベル神殿は結局、現在の位置に移動する事になります。どうやって移動したかというと、この山のような神殿を細かく切り刻んで、一度ばらばらにして、それを再度組み合わせたそうです。とんでもなくアナログな手段だけど、復元できちゃうのがすごい。そんなわけで、僕らはこの歴史的遺産を現在でも見る事ができる訳です。

切り出されるモニュメント

イースター島のモアイも、岩山から作り出されていますが、ここエジプトでも同じようにして作られていたそうです。
ルクソール神殿
ハトシェプスト女王の葬祭殿
メムノンの巨像
王家の谷
その他の神殿
食事
食事が本当にまったく合わなかった。どれ食べても同じ味で、その味がダメだった。たぶんイスラム系でよく使われる香辛料だと思うけど、何を食べても同じ嫌な匂いがして、全くダメだった。
ラマダン
僕が旅行した時期はちょうど、ラマダン(断食)が行われている時でした。現地のガイドさんも、もちろんラマダンしていて、日中は水も取らず。暑かったので心配でしたが、みんなこの国の人はそうしているから仕方ない。正式には自分の唾も飲んではいけないらしいです。厳しい。。
エジプトの街角

エジプトはまだまだ発展途上の国です。地方に行けば子供が物乞いをしています。でもみんな明るくて元気でした。ちょうど最終日の夜がラマダン明けで、カイロの街中ではお祭りのように賑わっていて、アジア人が珍しいのか、よく声をかけられました。
団体行動
ツアーは楽しかったです。でもこの旅を通して、僕の中では「自由に旅がしたい」という気持ちが芽生えました。どうしても団体で動くので、決められたスケジュールに従わなくてはなりません。例えば三大ピラミッドが曇っていて、眺めが良くなかったから、もう一日カイロに滞在しようとしても、ツアーだとそうはいきません。次は自分で計画して、自由な旅をしてみたいなと思います。



































































































